2020
05.25

室内物干しのメリットと注意点

事例のご紹介, 家づくり・建築のこと

そろそろ梅雨の季節。
雨が続くと、気になるのは洗濯物。

洗濯をもっと快適に効率的にしたい方にお勧めなのが「室内干しスペース」です。

洗う→干す→たたむ→しまう
地味に作業内容が多いうえに、「干す」から「たたむ」までに「乾かす」という時間がかかる「洗濯」。

毎日のことだからこそ、スムーズに快適に完了させたいものです。


室内干しのメリット

家を建てる時は、ベランダと併用して室内干しスペースを是非ご検討ください。室内物干しのメリットは、

  1. 天候に影響されない
    急に雨が降ったり、強風が吹いたり、外干しは天気の影響を受けやすいもの。
    室内干しなら、雨が降っても、帰宅時間が遅くなっても、洗濯物のことを心配する必要がありません。天気予報を気にしなくても洗濯ができます。
    雨のせいで洗濯できないということがないので、梅雨の時期でも洗濯物がさくさく片付きます。
  2. 花粉や黄砂・ホコリがつかない
    外干しをすると、目に見えないホコリや花粉などのアレルゲンの付着が気になります。室内干しなら、花粉の季節でも安心して洗濯物が干せますね。
  3. 衣類が変色しない
    太陽にあたっていた部分の色が薄くなってしまった…という経験はありませんか?
    紫外線は衣類の色あせ・変色を起こしてしまいます。
    お気に入りの衣類は、部屋干しがおすすめです。
  4. 防犯対策
    室内干しなら洗濯物が外から見られることがないので、干してある洋服の種類や数から家族構成が外部に知られることがありません。
    これは防犯対策にもなります。
    特に一人暮らしの女性には部屋干しをお勧めします。
  5. 寒い日に外に出なくて済む
    真冬に外に出て洗濯物を干すのは辛いですね。洗濯物を干すためにコートを着るという友人もいました。寒がりさんにとっては真冬の洗濯干しは修行のような家事です。
    室内干しなら家の中でゆっくり干すことができますね。
    夏も、紫外線での日焼けを防いでくれます。


 

室内干しの注意点

但し、これを対策しておかないと結露やカビの洗濯物の悪臭など原因になることも。

  • 床や壁の材料に吸放湿性(湿度を調整するチカラ)のある素材を使うこと
    無垢の木や漆喰などの自然素材や、吸放湿性のある下地ボードに透湿のある塗料などを使うと良いでしょう。
  • 風通しと日当たりの良い部屋であること
    壁や天井が吸ってくれた湿気を吐き出すためには、風通しや熱が必要になります。閉じ込められた風通しの悪い場所や太陽の届かない場所では、せっかくの調質性能も宝の持ち腐れになります。

室内干しスペースを考えるときには、素材と間取りが重要なポイントです。

場所は、来客時でも干したままにしておけるところ、くつろぎの時間が台無しにならないようにリビングやダイニングから見えにくい場所にあるといいですね。

 


事例をご紹介

こちらのお宅は、洗濯室に昇降式物干しを設置しました。
洗濯室の近くにクローゼットを設けると、洗う→干す→たたむ→しまう がスムーズですね。

 

もうひとつ、洗濯物がよく乾く、とっておきの場所があります。
実は、吹き抜けの上部も、洗濯物がよく乾く場所なんです。
下の部屋から見えない場所にこっそりと物干しスペースをつくると、生活感も出ないうえに、抜群に乾きます。
写真は都内にあるN様邸の吹き抜けです。天井には物干し用ハンガーが下げられるようフックをつけています。
 

 

家事は小さな作業の積み重ねです。
ひとつひとつの作業はたいしたことがなくても、たくさんある作業に時間がかかります。

小さな工夫で家事が効率的に進むと、家族との時間、自分の時間が増えますね。
新しい家には、室内干しスペースを検討されてはいかがでしょうか。

 

リビングの窓枠など、人目につく場所に洗濯物を干していると、急な来客に慌てて洗濯物を取り込まなくては!なんてことも。浴室乾燥機という手もありますが、電気代の心配や、「温風の当たる上部ばかり乾いて、下のほうが乾きにくい」…という不満の声もありますね。エネルギーを極力使わずに、洗濯物を干すには、風通しのよい室内干しスペースを確保することをおススメします。

 


 

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