風のたより2023年10月号～こだわりの逸品

2023
10.01

風のたより2023年10月号～こだわりの逸品

住む人の健康を考えると「自然素材でつくる家」にいきつきます。
化学物質の入っていない安心感、やさしい手触り、空気を清浄する、いやな匂いを吸収する、じめじめする夏には湿気を吸い、乾燥する冬には湿気を放出するなど、自然素材にはたくさんの魅力があります。けれど「自然素材だから安心・快適」というわけでもなさそうです。
ただの自然素材ではない、こだわりの逸品を紹介します。

イグサから考える健康畳

畳の原材料である「イグサ」の国産率はたった10％。さらに農薬散布や除草剤を極限に減らした「イグサ」を使うのが健康畳です。小さなお子さんがゴロゴロ寝転んでも安心な畳です。

写真　健康畳植田　植田昇氏

産地がわかるフローリング

フローリングや天井材、壁材用の木材を国産の丸太から挽いて製材してくれます。在庫販売ではなく、依頼が入ってから木材を加工する注文生産方式だから、質の良い木材が手に入ります。

写真　岡部材木店　岡部隆幸・知子夫妻

混ざりものない漆喰

左官職人が海藻を煮て糊をつくりこれに麻スサを混ぜ、消石灰を合わせてつくる漆喰。しかし流通する漆喰の多くは、塗りやすくするために可塑剤や樹脂などの添加物が入っているものが多いのです。100％自然素材の漆喰は左官職人の匠の技があってこそです。

写真　淡路島の左官職人　植田俊彦氏

わたしたちが素材にこだわる理由

安心・安全な材料で家をつくることは、家族の健康のためには欠かせないことですが、さらに誰がどんな思いでどんな風に作っているのか。それを知ると家は愛着あるものになります。愛着ある住まいを大切にお手入れして、末永く安心して暮らしてほしい。わたしたちはそう願っています。

こだわりの逸品に触れてみませんか？

千葉県木更津市で開催の「オーガニックシティフェスティバル」で、淡路島の左官職人植田俊彦さんの「漆喰実演会」を開催します。自分で漆喰を塗る「漆喰塗り体験」も同時開催。ぜひ現地で100％自然素材の漆喰をご体感ください。

木更津オーガニックシティフェスティバル
日時　11/3（祝）9:30～15:30
場所　潮浜公園（千葉県木更津市潮浜1‐12）

オーガニックシティフェスティバル

11月3日（金・祝）木更津市主催の「オーガニックシティフェスティバル」に出展します。このフェスは「子どもたちの笑顔の花咲く種をまこう！」をテーマに、ワークショップやミュージックライブ、ファーマーズマーケット等を通じオーガニックなまちづくりを楽しみながら学ぶことができるイベントです。ひらい東京ブースでは「左官職人の漆喰実演会と漆喰塗り体験」を催します。
木更津市長の話によるとオーガニック推進を始めて7年。既に市内学校給食の8割が有機米に切り替わり来年には100％を目指すとのこと。健康で持続可能な暮らしを守るための木更津市の取組みに賛同し、ひらいは木更津市オーガニックアクションパートナーとして会員登録しました。
ぜひ遊びにいらしてください。

市川小奈枝