08.21
「壁紙の上から漆喰を塗ることにしました」Sさん宅リフォーム工事その1【始まりました】
築年8年のヘーベルハウスにお住いのSさん。
壁紙(クロス)の一部が破れたことをきっかけに、壁紙をリフォームすることになりました。
リフォームするのは、リビングとつながった約4畳の和洋室です。
壁紙が破れたのはこの部分↓。大きさにして10センチ四方の破れ。
破れとしては大きなものではありませんが、リビングからも丸見えなので、気になる部分ではあります。
壁紙の補修(破れた部分だけに別の壁紙を貼る方法)も考えたSさん。
なぜ、大がかりな壁紙リフォームを選んだのでしょうか?
Sさんの奥様:
まず、壁紙の一部補修をするか、それとも壁紙を貼替えるか…のどちらにするかで悩みました。
まだ、築8年。ところどころ壁紙の継ぎ目の剥がれは気になるものの、壁紙自体はまだ綺麗だから、貼替えするには早いかな…とも思って。
ただ、どちらにしても、あと2、3年もすれば、壁紙の汚れが目立ってきて、壁全体を貼替えることになるだろうな…とも思ってました。
補修をせずにこのままその時期まで待つことも考えたのですが、破れた場所が目立つところだったので気になってしまって。
その時、漆喰はどうかな?と思い立ったんです。
漆喰は貼替えが不要で、何十年もメンテナンスがいらないという話を聞いていました。
今回、壁紙を補修するにしても張替えるにしても、また10年後、20年後には、壁紙が汚れて貼替えをする。だったら漆喰塗りにしたら、今後のメンテナンスの心配がなくなるのでは…と思って。
じゃあ、思い切って漆喰リフォームしちゃおう!と決断しました。
壁紙の補修に比べたら費用は何倍もかかるけど、この先ずっと壁紙の心配をしなくていいって言うのはとても魅力的だと思いました。
もう一つの理由は、エアサイクルハウジングの漆喰リフォームがエコだと思ったからです。
壁紙をはがさずに、その上から漆喰を塗る…と聞いたので、今貼ってある壁紙がゴミにならない。
以前、マンションに住んでいた時に、和室を洋室にリフォームしたことがあったんですけど、その時に壁紙や畳など、たくさんのゴミが出ました。それを見たときに、環境を汚しているような気がして、ちょっと心が痛んだ記憶があって。できるだけ、ごみが少ないっていう点も良いと思いました。
しかも、今、漆喰リフォームするということは、これから先は、我が家の和室から壁紙のゴミは一切出ないってことですから。
なんか、環境に配慮してる感じで嬉しくなりました(笑)。
さっそく、漆喰リフォームのスタートです。
まずは、エアコン、電気スイッチ、照明器具などを外します。
↑照明器具のダウンライトも外しました。天井からブランと下がっています。
次に、床(畳)、建具(収納の扉や窓の枠)をブルーシートと養生テープで養生(ようじょう)します。
「養生」は、畳や建具部分に漆喰や汚れがつかないように保護することを言います。
続いて、メッシュのシートを漆喰を塗る壁と天井に貼っていきます。
これは、漆喰の重さで天井から剥がれてこないようにする工夫です。
そのあと、壁、天井にステープラーを打ちつけていきます。
ステープラーとは大型のホチキスのようなもの。丁寧に打つことで今貼ってある壁紙と下地の石膏ボードを強く繫ぎ、塗った漆喰が落ちてこないようにします。
そして、下地材のボードベースを塗っていきます。
クロスと漆喰がしっかりと接着するための下地材です。ボードベースを塗ることで壁紙をはがさなくても、平滑な壁下地が作れます。
ボードベースには高い水引き性能があって、乾きムラが起こりにくいので、上塗りの作業性が向上します。
さらに、このボードベースの表面をざらざらにすることで、仕上げの漆喰が壁につきやすくなります。
1日目の作業はここまで。
下地材が乾くのを待って、次はいよいよ本漆喰を塗っていきます。
次回は漆喰の仕上げ風景をご紹介します。
Sさん宅リフォーム工事その2【進行中】漆喰塗りました
Sさん宅リフォーム工事その3【完成しました】before→afterとお客様の感想
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