11.17
家で季節を楽しむ
こんにちは、市川です。
立冬を過ぎ、暦の上ではもう冬ですね。皆さまお変わりなくお過ごしでしょうか。
例年であれば、仲間で集まって鍋をつつくというがこの季節の楽しみのひとつでもありますが、今年はさすがにおあずけ。最近は農家から届く白米、旬の野菜や手前味噌を使った素朴な家ご飯を楽しんでいます。
そういえば先日、肉厚で見事な露地栽培の舞茸が我が家に届いたので、舞茸ご飯にしました。
他の野菜は入れず舞茸だけ、「味付けは塩、酒、しょうゆ、みりんでどうぞ」と書かれてあったのでそのとおり炊いたところ、歯ごたえも風味も抜群。屋外で風雨にさらされながらゆっくり熟成されて人間のペースではなく舞茸に合わせて出荷された舞茸のご飯で、お腹も心も大満足な夕ご飯になりました。
家で季節を楽しむ
10年ほど前にPAC住宅を建てられた方よりこんなお話を頂いたことがあります。
「PAC工法とかくれん房効果で、どの部屋もヒヤッとしないし部屋のドアを開けたままでも寒くないから、部屋の行き来もスイスイ動けてストレスなく家事ができます。」
「でも、ウールのカーディガンや厚手の靴下、そしてお気に入りのひざ掛けとか、冬にしかできない装いも楽しんでるの」。
このお宅では玄関やリビングに掛ける絵画も季節ごとに掛け替えるので、シーズンオフの額を納められる収納を廊下につくらせていただきました。
四季の移ろいを楽しむのは日本ならではの文化です。
季節の一輪挿しを置ける小さなカウンターとか、家族が集まるダイニングに借景を取りこめる窓を配置するとか、あるいはお雛様やクリスマスツリーを置いても邪魔にならないコーナーを考えておくとか、そんなちょっとした工夫で春夏秋冬の移ろいをさらに楽しんで頂ける家になればいいなと、そんなことをいつも考えています。
※写真は府中のMさま宅。親戚から譲り受けたツリーをご家族で飾ったそうです。