2021
04.05

子供室の間仕切り変更工事~成長に合わせて移動できる壁のススメ

家づくり・建築のこと

必要に応じて仕切ったり開放したりできる子供室

こどもがまだ小さいうちは一人一人に部屋は要らない。でも成長にあわせて子供部屋を用意したい。
そんな方には、仕切り方に可変性(必要に応じて壁を動かせる)をもたせる子供室のつくり方をお勧めします。

Tさんの事例
Tさんが家を建てた当時は二人の男の子たちもまだ小さくて、寝るのもお父さんたちと一緒、というお暮しでした。
でもいずれこども部屋は2つ欲しいというご夫妻の希望がおありでしたので、部屋の仕切りを変えられるように以下の間取りを提案させていただきました。
はじめに子供室として用意したのは1部屋だけ。お兄ちゃんと弟がこの部屋を一緒に使います。そして隣にはパパが書斎として使う小さい部屋がありました。

 

新築から10年経った今年の春、下の息子さんの小学校入学を機に、下の図の赤いラインまで壁を移動して、お兄ちゃんの部屋と弟さんの部屋が出来ました。(パパの書斎は寝室へ移動です)

 

壁の移動は15分

子供室と書斎を仕切っているのは2.4㎜厚の一枚板。床と天井にレールを設けて板を固定しているだけですので、移動は簡単。

①壁を取り外すと天井に二本のレールが見えます

 

②フローリングにビスで止めてあったレールを今回仕切りたい場所へ移動させます。

③壁を取付けて完了

 

 

廊下から子供室を見た様子。

 

板は結構重いので移動は二人が安心です。移動中の動画はこちら↓

 

残り2枚の壁の移動はご主人と高校生の息子さんが作業して下さるとの事で、私たちはここまでで終了。
作業時間15分、子供室の間仕切り変更工事でした。