2019
09.30

さいたま市の家 鋼管杭による地盤改良工事が始まりました

家づくり・建築のこと, 市川所長のブログ

こんにちは。市川です。さいたま市の新築工事現場で地盤改良工事が始まりました。写真は工事の様子です。

家が建っていた土地でも地盤改良工事が必要になる可能性があります
この敷地には、今まで木造の家が建っていました。その家が建てられた当時は地盤調査は義務化されてませんでしたので、地盤改良工事も行うことなく建築されていたのでしょう。ちょっと怖い様に思われますが、昔はそれが当たり前。ビルや大型施設は別として一般住宅でそれは普通のことでした。

しかし、今は家を建てるには地盤調査が義務付けされています。そこに以前家が建っていたから大丈夫、ではなく、必ず地盤調査を行い、もし地盤改良が必要と判定されれば改良工事を実施することになります。

さいたまの家でも地盤調査(※SS試験+SDS試験)を実施したところ、「地盤改良が必要」という判定が出た為、専門家による支持力検討の結果、8.5mの鋼管杭を73本打ち込むことになりました。すごい量ですね。お客様の費用負担も相当でしたが必要不可欠な工事とご理解いただきました。
 ※SS試験=スウェーデン式サウンディング試験
  SDS試験=スクリュードライバーサウンディング試験


さいたまの家では地盤改良工事は避けられませんでしたが、いい機会ですので、当社の地盤調査について以下にご紹介したいと思います。

スウェーデン式サウンディング試験(SS式)に加えてSDS試験を採用
一般的に戸建住宅の地盤調査は、SS試験(スウェーデン式サウンディング試験)でで行われることが多いのですが、当社はSS式に加えてスクリュードライバーサウンディング試験(SDS試験)を採用しています。

SDS試験を行うメリット
①従来のSS試験では評価できなかった土質をボーリング調査並みの精度で判定
②土質の判定が可能になったことで、地盤状況のより詳細な解析が可能 となり、 SS試験で「補強工事必要」と判定されていた地盤でも「補強工事不要」の判定が出る可能性がある
③SS試験にわずかな費用追加で実施可能

かつてこういう事例があったそうです。
自沈層の連続によりSS試験では軟弱地盤と判断されたが、SDS試験の結果ではローム層(比較的安定した土)と判断され「補強工事不要」の判定が出た。


精度高い試験によって安全性が確認できて改良工事が不要なら、お客様の費用負担も軽減されます。今、当社での地盤調査はSS試験+SDS試験をセットで行うことを標準にしています。

エアサイクルハウジング
代表 市川小奈枝

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