2020
06.08
和室リフォーム

和室を洋室にリフォームしました

事例のご紹介, 家づくり・建築のこと

都内のご自宅でピアノ教室を営むHさん。
リビングにつながる8畳の和室をレッスンのお部屋として使っていらっしゃいます。
畳の劣化をきっかけに、和室→洋室(畳張りからフローリング)へのリフォームを行いました。


before
和室リフォーム

after
和室リフォーム


工事内容

  1. 畳をフローリングに
  2. 天井、壁のクロスの貼り替え(真壁から大壁へ)
  3. リビングからの扉を大開口に変更
  4. 押入れの襖(ふすま)を木製扉に交換
  5. 床の間(とこのま)を書棚へ
  6. 照明器具の変更

1.畳をフローリングに

和室の畳が経年化でボロボロになっているのが気になり、リフォームを検討しはじめたHさん。和室はピアノ教室として使っていらっしゃるので、生徒さんなど人の出入りが多く、5年くらいで畳が傷んでしまうのだそうです。
そこで、和室の畳をフローリングに変更する工事を行いました。

和室は、畳の厚さに合わせて、他の部屋より床を低く設計している場合があります。リフォーム工事ではリビングと和室だった部屋の間に段差をつくらない様に高さを調整する事がポイントになります。

床には、耐久性に優れたナラの無垢材を使用。ナラの木は足触りが良いのが特徴です。
また、床の色はお隣の部屋(リビング)の床と近い色を選ぶことで、リビングとのつながり、広がりを感じられるようにしました。

 

After(耐久性があり足触りが気持ち良いナラの無垢フローリング)
ナラの木のフローリング


2.天井、壁のクロスの貼り替え(真壁から大壁へ)

和室を洋室にリフォームする場合、柱をそのままにするか、柱を隠すかによって、部屋の雰囲気が大きく変わります。Hさんの場合、リフォーム計画当初は柱をそのままにすることを希望していらっしゃいましたが、壁紙をどれにするか検討しているときに、部屋をより洋風な雰囲気にしたいとのご希望で、大壁(柱を見えない様にすること)に変更することになりました。

Before(部屋の中の柱が見える真壁(しんかべ)は和室らしい仕上げ方法)
和室リフォーム

after(柱を隠した大壁(おおかべ)仕上げは洋風になる)
ピアノ教室リフォーム


3.リビングからの扉を大開口に変更

リビングと和室の間にあった間仕切壁(まじきりかべ)を一部壊して、大きな開口に折り畳み式の扉をとりつけました。リビングダイニングと新しい洋室がつながって開放的な空間が実現しました。
扉を開ければ大空間。扉をしめればプライベートなレッスンの空間。メリハリがつけられるのが便利です。

before
和室リフォーム
after
和室リフォーム


4.押入れの襖(ふすま)を木製扉に交換

和室の建具と言えば、障子と襖。このふたつがそのままだと洋室の雰囲気に合いません。今回は、押入れの襖を無垢の木材の扉に交換して、より洋室らしくしました。

before

押し入れリフォーム

after
押し入れリフォーム


5.床の間(とこのま)を書棚へ

ピアノのお教室を主宰しているHさんのお宅にはたくさんの楽譜やCD、書類などがありました。整理しやすく、取り出しやすくするための書棚をつくりました。

before
和室リフォーム

after
和室リフォーム


6.照明の変更

洋室の雰囲気に合わせてシーリング照明からダウンライトに変更。
照明器具が出っ張らないので天井がより高く、より広く感じられます。

before
和室リフォーム

after
和室リフォーム


Hさんのご感想

和室リフォームインタビュー

▶リフォームのきっかけを教えてください
和室の畳が経年化でボロボロになっているのが気になって、リフォームを検討し始めました。
畳を交換することも考えたんですけど、畳はまた何年か経ったら張り替えすることになるでしょ。
我が家は自宅でピアノを教えていて、人の出入りが多いので、5年くらいで畳は傷だらけになっちゃうんです。床にしておけば、これから先も使いやすいかな…と思って、フローリングにしたいって思い始めました。

▶リフォームの打合せはどんな風に進みましたか?
実際に家に来ていただいて、こちらの希望を話して、アドバイスをいただきました。
壁紙のショールームなどへも何回も付き合っていただけて、とても助かりました。
壁紙ひとつでも、新築用、リフォーム用、壁用、天井用とか用途によっていろんな種類があるので、エアサイクルハウジングの方が同行してくれて、アドバイスいただけたのが有難かったですね。

▶打ち合わせで迷ったことはありましたか?
床の色ですね。これは最後まで迷ったんですよ。最初は落ち着いた雰囲気が良いかな…と思って、濃いめの色を選んでいたのですが、「リビングの床と似た色にして、二つの部屋のつながりを持たせることで広さを感じられるようにしては?」と提案いただいて。結局、ご提案いただいた色に決めました。ギリギリまでお待たせしてしまって営業さんには迷惑かけちゃったけど。アドバイス通りリビングと同じ明るい色を選んで正解でした。

▶リフォーム後の生活に変化はありましたか?
スッキリ綺麗になって見栄えが良くなったことに、とても満足してます。
リビングとつなげた大開口の間仕切り扉を開けると、リビングと繋がって大空間になります。家でコンサートができるようになりました。


和室の畳を無垢フローリングの洋室にリフォームした、Hさんのお宅をご紹介しました。

和室を洋室に変えたいというリフォームのご要望はとても多いですが、どの家も同じという訳にはいきません。
住んでいる方が、その部屋をどのように使うかによって、床材、隣の部屋との繋がり方、収納計画なども変わってきます。

そこで、どんな暮らしをしたいか…じっくりお聞きしたうえで、お客様一人一人にぴったり合うリフォームのご提案をさせていただいています。


 

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