2021
10.20

太陽の熱と自然の風を利用するPAC住宅 ~屋根集熱通気層編~

家づくり・建築のこと, 市川所長のブログ

こんにちは。市川です。
今回は、只今工事中の中野の家の様子をご紹介させて頂きます。

中野の家は太陽熱と自然の風の力を利用するパッシブエアサイクル(PAC)住宅です。
ダクトやファンを使わず自然エネルギーを有効活用して、できるだけ健康に快適に暮らせる家になる様に、工事現場では下地段階から様々な工夫をしています。

完成してからでは見えなくなる各工夫ポイントの中から、今回は屋根下地と集熱通気層をご紹介します。

【屋根断熱と気密テープ施工】

屋根垂木の上から硬質発泡ウレタン50㎜厚の断熱材を施工。
断熱材どおしの隙間をなくすため、断熱材は相じゃくり加工されたものを使用しています。
そして気密確保のために、突合せ部分には防水テープ(写真黒いタープ)をしっかり貼付。

 

【スーパー越屋根の下地もできました】

夏、家の中の暑い空気を徹底的に排出できるように、屋根頂部には専用のスーパー越屋根を設置します。
写真はその架台となります。
熱い空気は上にあがるのが原理。その原理を応用して家の一番高いところで空気が抜けるようなしくみになっているわけです。

【集熱通気層の施工】

断熱材施工が終わると、次は太陽熱を集めるための通気層工事です。
効率的に太陽の熱を集めて利用できる様に、設計図に従って通気胴縁(厚み24㎜・杉材)を施工していきます。

 

 

上の写真は、通気層の上に野地板を張り始めた様子です。
全ての屋根通気層に野地板が張られたら、透湿防水シート張り、そしてガルバリウム鋼板施工にかかります。

この一連の作業で大切なポイントは3つ
・断熱の隙間はないか?
・気密は守られているか?
・太陽熱を効率よく集められる通気層施工になっているか?
こうしたポイントを施工担当がチェックしながら現場は進められていきます。

完成したら全て見えなくなってしまうところですが、これら一連の施工精度が家の性能に直結しますから、丁寧な施工が必要とされるところです。

建築中の現場見学可能です。
希望される方は是非ご連絡ください。

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