2019
01.20
01.20
無垢フローリングに重曹は気をつけて!
※以前書いた重曹についての記事がずっと読まれていたので、ご紹介させていただきます。
お掃除などに重宝な重曹ですが、無垢の床に使う時は注意が必要です。
『すみません・・・床が大変なことになってしまいました。』
ある日、引渡しをしたばかりの建主さんから電話が入りました。画材のパステルを誤って床にこすり付けてしまったそうで、汚れを落そうと重曹で拭いたところ床が真っ黒になってしまったというのです。
「サンダーをかけてみますのでそのままにしておいてください。」とお答えし、翌日大工と訪問したところ・・
床が真っ黒に変色していました。重曹が木のアクを呼んでしまった様です。
「表面だけにとどまっていて・・」と願いつつ作業スタート
大工「あ、いけそうですよ」
市川「良かった・・・ 」
サンダーの動きと共に少しづつ元の色に戻っていくクリの床。
ほとんど分からなくなりました。
サンダーをかけた所にオイルを塗っておけばもう大丈夫。
多少の色の違いは残っていますが、半年もすれば色も馴染んで分からなくなります。
オイルの塗り方をご主人にご説明して帰ってきました。
お掃除に重曹をお使いの方へ
エコクリーニングとしてキッチンや浴室には役立つ重曹ですが、無垢のフローリングには適しません。畳や草を使ったラグなども同様です。
代表 市川小奈枝