2019
05.01

冬季、50℃の太陽熱がとれるパッシブエアサイクル(PAC)住宅のこと。(追記あり)

家づくり・建築のこと, 市川所長のブログ

こんにちは。市川です。
昨日は杉並からお越しいただいたご家族へ、住宅模型を使ってパッシブソーラーPAC(パッシブエアサイクル)住宅の構造、空気の流れ、床下エアコンの実績などをご説明させていただきました。
その時話題になったパッシブエアサイクル住宅の冬の室内温度について、ここで少しご紹介したいと思います。

下の表は、都内に建つパッシブエアサイクル住宅(二階建て)の冬のデータです。

計測期間  1月20日~2月20日の1ヶ月間
外気平均気温 最低2℃、最高11.9℃ 
室内平均温度 玄関、寝室、洗面、トイレ、パントリー、リビング、ロフト
       全室の平均温度は 最低18.7℃、最高22.8℃。
部屋ごとの温度差が少ないこと、そして日較差(一日の最高温度と最低温度の差)が少ないことに注目してください。



次は「外気温」と「屋根空気取入口」の温度を示す表です。 
※パッシブエアサイクル住宅の屋根には太陽熱を集めるための集熱層(厚さ24mm)が設けられており、そこで集められた太陽熱が空気取入口から建物内部に入るしくみです。
空気取入口部分の赤い○で囲んである数値は52.3℃、52.2℃
冬季でも日射さえあれば50℃を超える熱がとれていることがわかります。

また、12月11日と12日は日射が得られなかった思われ、最高でも15℃程度の熱しかとれていません。そうした日は、家一軒まるごと暖房の床下エアコン(下の写真)が威力を発揮します。
床下エアコンの温度設定は自由ですが、お勧めの室内温度は20℃~22℃です。
少し低いのでは?と思われた方もいるかもしれませんが、しっかり断熱された建物で床、壁、天井の表面温度を上げる輻射暖房は、一般的なルームエアコンに比べて室温が低くても寒さは感じません。

小さいお子様が元気に走り回っているようなお宅ではもう少し低く18℃くらいで使われてもいいと思いますし、また高齢の方がいらっしゃるお宅などは23℃程度まで上げて使われるのもいいと思います。

床下エアコン 使用時はカバーをしてリモコンで操作します
床下エアコン カバーを開けた状態

パッシブエアサイクル冬について、詳しい仕組みはこちらでご確認ください。
FLASH PLAYERにて冬の動画もあります。
http://www.passive.co.jp/method/passive_winter.php

エアサイクルハウジング株式会社
代表 市川小奈枝


●● 追記 ●●
健康住宅で42年、パッシブエアサイクル(PAC)住宅の構造見学会が決まりました。外張り断熱、気密施工、そして流れる空気の原理がわかります。

6月16日(日)東京・府中市内にて
見学会情報はこちら
http://www.passive.co.jp/event/#event_180

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