09.13
漆喰と珪藻土の違いは?
こんにちは。市川です。 今回は漆喰をテーマにお送りします。
そろそろ壁紙の汚れが目立ってきたから張替えようか・・
窓の結露が気になる・・
ペットの臭いを解消したい・・
もしそんな方がいらっしゃいましたら、壁や天井に漆喰(しっくい)を検討してみませんか?
漆喰は、日本では寺社仏閣の壁などに古くから使われてきた日本の伝統素材。火にも強い内装材で、 主な材料は消石灰、砂、水、海藻糊、スサなどの自然材料です。
◆100%自然素材の漆喰を採用されたお客様の声
「家の中のペットの臭いが気にならなくなりました」
「ビニールクロスの部屋より空気が澄んでいるように感じます」
「15年経った漆喰仕上げのキッチン天井が綺麗なままで、驚きです」
「静電気が起きないそうで、埃がたたず、お掃除が楽になりました」
「漆喰は強アルカリでカビにも強いと聞き、採用しました」
◆漆喰(しっくい)と珪藻土(けいそうど)について
漆喰はよく珪藻土と比較されます。どちらも自然素材で、お好みで選んでいいと思います。
ただ珪藻土は柔らかく傷つきやすい傾向があるので、強さやメンテンスという視点から私は漆喰をお勧めすることが多いのですが、珪藻土の柔らかい風合いがお好みの方には合成樹脂などの混ざりものがないものを選んでご提案しています。
◆漆喰パターン
漆喰=お寺の壁のようなフラットな仕上がり、をイメージされる方が多いかもしれません。つるっとした平滑仕上げもとても美しい壁になりますが、表面にパターンを付ける仕上げ方も豊富にあります。
上の写真は、私たちがよく採用するパターンの一例です。表面に細かな凸凹をつけています。デコボコには3つのメリットがあります。
(1)光とコラボ
窓から差し込む日差しや照明で浮かびあがる表情を楽しむことができます。
(2)メンテナンスが楽
生活していれば、荷物をぶつけたり水をこぼしたり、は日常あることです。
そうした時、手軽に自分で補修が出来る壁の方が気持ちも楽ですし、結果的にメンテナンスコストも抑えられます。
フラット仕上げの壁の補修の難しさに比べ、パターン仕上げの補修は比較的簡単です。仕上げのお好みと同時に、長く住む家ですからメンテンスを見据えた素材選びも大切なのではないかと考えます。
(3) 湿気や臭いの吸着性能
つるっとした平滑仕上げに比べ表面積が増えますので、湿気や臭いの吸着性能もグンと高まります。 特に結露やカビでお困りの水回りで漆喰を使う場合はパターン仕上げをお勧めします。
◆ご注意ください
見た目も美しく、調湿性があり室内環境を改善してくれる自然素材の良さが見直され、最近ではWebやホームセンターでも漆喰が買えるようになりました。
自然素材のことを広く知られる機会が増えたのはとても喜ばしいことなのですが、中には樹脂や化学糊を含む商品も多いので気をつけてください
樹脂が混ざっている漆喰は、湿気調整や臭い吸着など、本来の漆喰が持つ機能を半減させてしまいます。埃もつきやすくなります。
もし自然素材にこだわるなら、こうした違いも知って選ぶことが、後で後悔しない家づくり&リフォームの秘訣です。
もっと詳しく知りたい方はこちらのセミナーへ。漆喰と珪藻土の違いもお話します。
↓
セミナー「自然素材に囲まれて人にも環境にも優しい家づくり」
2019年10月27日(日) 10:30~12:00
場所;ヴィーガンバーガーナーリッシュさん@武蔵小杉
詳細とお申し込みはこちらからお願いします
http://www.passive.co.jp/event/#event_195
エアサイクルハウジング
代表 市川小奈枝