2018
12.25
二世帯住宅を本音で考える

イマドキの二世帯住宅 シリーズ その1 

PAC工法開発者のブログ

二世帯住宅の本音 

 

人は一人では生きられない。さりとて複数の人間が集まればそれなりに問題は生じる。ましてや二世帯住宅、大変な要素があるだろう。 

当然、家族によって具体的な課題はいろいろあるだろうが、根本的な問題は、血のつながった家族と血のつながっていない家族がともに暮らすという所に根ざしている。 

人間関係はつながりが濃いほど、分かりあえ楽しくもあるが、一方難しい要素も深く濃くなると思っている。 

親子兄弟、夫婦、親戚、友人、地域関係、会社関係。もちろんお互いに必要な関係であり生きがいにもなるが、近いがゆえにマイナスの面も見え、時としてたまらなく耐えがたくなる事があるのも普通に体験していることであろう。 

親子関係も様々だが二世帯住宅を建てともに暮らそうとするのだから関係は悪くはないのだろう。そうお互いに思うからこその二世帯住宅であろうが、実際に暮らしてからうまく行くかどうかはわからない。 

二世帯住宅の生活が順調にいくかそれは最初のスタート時点の考え方、とらえ方がとても重要であり大きく影響するのではないかと思っている。 

いい人のようだから何とかなるだろう、優しそうな人だからうまくいくだろうと安易に考えスタートしてしまうと後からの苦労が大きく困難なものになりかねない。 

一方、人は見かけではわからない、生活をともにすれば違う面も出てくる、考え方や感じ方は当然違う、理解しあうまでかなり時間がかかるだろうとスタートできれば、わからない要素あるいは嫌な要素もある程度折込済みなので、冷静に受け止められ感情的にはならないで済むだろう。 

こうできれば多くの問題は何とかなるのだろうが、しかし現実はそうはいかないかもしれない。 

両親・夫婦の四人少なくとも嫁姑の二人がこうした考えを共有できれば問題は少ないだろうが、大概いずれかがこうした考え方を持ち得ないケースも多い。 

こうした場合、一方が相当に大人というか感情的にならないで自分の気持ちをプラスに処理できる辛抱強さが求められる。 

これは簡単にはできそうもない。 

そうなれば決まりきった嫁姑問題など二世帯住宅にともなう多くのトラブルシャワーを浴びることになるだろう。 

それはそれと割り切って進める、暮らしていく、そうしながら時間の経過とともにいい方向に導いていく根気強さが求められる。 

根気強く辛抱強くしていく、その推進役・主役は誰?

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