2018
12.25
12.25
住まいと「におい」 シリーズその1
においイロイロ
「におい」は大和言葉である。
そう聞くと何か奥ゆかしい思いがあるが、漢字で表してみると「臭い」「匂い」となる。少しふくらますと「臭気」「悪臭」「香り」「薫り」「香気」「芳香」となり若干イメージが変わる。
「臭い」は悪いイメージが漂い、「匂い」にはいい雰囲気がある。いい匂いの延長に「香り」「薫り」「香気」「芳香」があり、やはり感じはいい。
「匂い」には感情を刺激する感覚がある。フェロモンもこの流れであろう。ジャスミンの「香り」は副交感神経の活動を増やし交感神経を抑えて精神を安定する効果があるらしい。
ここでのテーマは、住まいと「におい」だ。
その前提としておさえておきたいのが、「におい」には女性のほうが敏感に反応するということだ。女性の方が脳の臭覚野が男性よりも発達しているということからくる現象だ
一般的に男性より住まいに長時間暮らす女性が「におい」に敏感だという事は、時に悲劇をもたらす。夫が原因となる「臭い」に本人は気づかず、妻だけが敏感に感じ不快な思いをしている家庭は多いはずだ。
ここで「におい」が「臭い」に変わった。
住まい関連のにおいは、「臭い」なのだ。暮らしの中に存在する、不快なできればなくなって欲しい「臭い」なのだ。
最近の日本では、いづれにしても「におい」がないことがいいこととされている様で消臭グッズの売り上げが伸びているということらしい。
「住まいと臭い」がこれからのテーマとなる。
家づくりと臭い。リフォームと臭い。それを前提に掲げて、順次書き進めていきたいと思う。
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